

長寿を願うリンドウの花と、秋の草花を植えこんで秋色の菊や草花が半球の器にこんもりと丸く植えこんで、花手毬をイメージした寄せ鉢。
Satoko Miyazaki(ハッピーガーデナー)
花でまりをハッピーガーデンの商品にしたいと考えるきっかけとなったのは、2010年に出版された「コンテナガーデニング 和と洋の融合」という本の中に掲載されていた、『花手毬』という山口吾子さんの『花手毬』という寄せ植えに出会い、ほぼひとめぼれ状態で心がわしづかみにされました。
手毬が生きた花苗で表現され『こんなに愛らしい寄せ植を傍に飾れたら~!毎日その花を見るたび、乙女のようなドキドキキュンの気持ちで楽しくなる』と感じました。
そんな折に、東北の震災の翌年、パラリンピックキャラバンというNPO法人事務局長の友人に連れられ、宮城県の気仙沼で東北被災地支援プロジェクトの一括として、被災された方へ和飾りづくりを指導するイベントに立ち会う機会をいただき、絹の着物の切れ端を利用して和飾りをつくる東北の女性達に出会いしました。
年齢的には、私の母、又はそれより年配の方でしたが、色とりどりの美しい絹の端切れをあわせて、和飾りを作る、ひと針ひと針刺していく細かな作業を楽しそうに取り組んでいる。そこにはとっても微笑ましい暖かい空気で満ちていました。
そんな女性達をみて、女性はいくつになっても可愛いもの、美しいものが好き、ワクワク、ドキドキする乙女はいくつになっても健在なんだと改めて実感し、ハッピーガーデンでも乙女心をくすぐれる寄せ植えお届けしたいと思いました。
吾子先生に寄せ植えの植物の相性、色バランスの監修をお願いし、東北の女性達の作る和飾り寄せ植えのアクセントとして用いて、花でまりの丸さを金に塗った竹ひごで、鉢の丸さを信楽焼きの匠の鉢で、金糸模様の金の筆模様を塗り、ひと手間もふた手間も加え何度も試行錯誤を繰り返しました。
私達は、花でまりという作品をつくるという意識で、吾子先生監修の元、スタッフ一人一人が植えこんでおり、多くの女性に胸キュンドキドキできる商品を御届けしていきたいです。